top of page
  • 執筆者の写真ライターK

伊勢神宮と深い関わり 櫻井神社

更新日:2021年1月7日


■糸島ちょっとイイトコロ



志摩桜井にある「櫻井神社」。

桜井といえば二見ヶ浦が有名で、海のイメージが強い方も多いかもしれませんが、山中にたたずむこちらの神社も荘厳な雰囲気でオススメです。


実は櫻井神社は、三重の伊勢神宮と深い関わりがあるのだそう。

記事の中盤で詳しく紹介しますので、ぜひご一読ください。





黒田官兵衛の孫によって創建

櫻井神社は1632年(寛永9年)、筑前国福岡藩二代藩主 黒田忠之によって創建され、縁結びや厄除けの神様として信仰を集めています。

黒田忠之は、2014年の大河ドラマの主人公・黒田官兵衛の孫に当たる人物。歴史好きな私、すでにワクワクです。


石碑も見つけちゃいました。



福岡県指定文化財が4つも

1977年に本殿・拝殿・楼門が、2003年に太鼓橋が、それぞれ福岡県指定文化財に指定されています。


●本殿

本殿

▼説明にある「三間社流造浜床付き」の構造に、極彩色の彫刻が施されています。

細かい彫刻が美しい。建立当時は鮮やかな色だったことでしょう。


●拝殿

拝殿。お参りする人の姿も多い。



●楼門

楼門。まさに威風堂々!



●太鼓橋

本当に太鼓を二つに分けたような形です。

なので、上から見るとこの角度!降りる時はお気をつけて・・・


伊勢神宮との深い関わり

楼門のちょうど反対側にあるこちらの鳥居、実は三重の伊勢神宮から譲り受けたものなんです。

2013年、社殿などを20年ごとに建て替える伊勢神宮の「式年遷宮」で解体されたものを移築しています。


櫻井神社には何度も訪れていますが、こちらの鳥居の先には行ったことがありませんでした。

ドキドキしながら鳥居をくぐり、「櫻井大神宮」を目指して先に進みます。


階段がなかなかきついですが、その先には神聖な雰囲気の参道が。

濃い緑の香りに包まれて、凛とした空気が漂います。さあ、進んで行きましょう。


頂上には鳥居がもう一基ありました。

こちらも伊勢神宮から譲与されたものです。


手前から、拝殿・中殿・本殿。

天照大神(内宮)と豊受大神(外宮)の伊勢神宮のご分身をお祀りしています。


少し見にくいですが、本殿の屋根の上にある二本の「千木(ちぎ)」の切り口が違うのがお分かりでしょうか。

右が水平、左が垂直の切り口になっており、天照大神(右側・内宮)と豊受大神(左側・下宮)を一緒にお祀りしています。

厳かな雰囲気に心が洗われた気分です。

櫻井大神宮までは少し歩きますが、機会があればお参りしてみてはいかがでしょうか。



駐車場

こちらは大駐車場。バスも駐車可能な広さです。


大駐車場の他、小さい駐車場が2カ所あります。



感想

厳かな雰囲気の櫻井神社。これまで何度も訪れていましたが、歴史や由来を知るとさらに興味深く、また親しみが湧いた気がします。

マイナスイオンいっぱいのパワースポット。ぼんやり考え事をしたい時なんかにもいいなぁと思いました。

境内案内図。山中に位置していることがよく分かります。




 

櫻井神社


 所在地:福岡県糸島市志摩桜井4227 

 電話  : 092-327-0317

 


閲覧数:1,387回

最新記事

すべて表示
bottom of page