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  • 執筆者の写真itoshimajikan

伊都国歴史博物館

更新日:2022年3月11日


今から約2000年前。大陸から海を渡ってやってきた使者たちが最初に見た景色。

それが今の糸島の地です。

海や山や川の豊かな恵みと平野の広がる「伊都国」で、大陸の新しい物や技術、人々が受け入れられ、融合し、栄えていきました。


それを物語るたくさんの遺物や遺跡を、この博物館で見ることができます。



一番のみどころは、国宝に指定されたたくさんの銅鏡と、平原遺跡の出土品。


日本で最大の銅鏡や、ヨーロッパから持ち込まれたガラスで作られたと考えられるアクセサリー、死者を葬るための大きな甕など、弥生時代の伊都国の王の力の偉大さや、人々の技術の高さがうかがえます。


わざと銅鏡を割って王墓に入れていたり、稲作が始まって豊かになったのと同時に、争いの道具が出現していたり...。


ひとつひとつを見ていると、当時の人々が何をして、どんなことを思っていたか、想像が広がっていきます。




死者を入れる甕の数々

各展示室では古墳、古代、近世、明治、大正、昭和と、糸島の歴史を感じられる展示があり、どの時代も分かりやすく充実した内容です。


地元の方が偶然発見したものや、糸島の竹細工同好会の方たちが復元に協力した展示品など、糸島の歴史が今も紡がれているようです。


糸島の山々や町や田畑を一望できるガラス張りの展望スペースもおすすめです。


むかしの暮らし


展望スペースから

魏志倭人伝に記された、重要なくにである「伊都国」。その「イト」が脈々と生き続け、現在の「糸島」に至る物語を、この伊都国歴史博物館で見ることができます。


糸島人、そして日本人としてのルーツを感じられるような、重要な博物館の一つです。


糸島には無数の遺跡があり、まだ重要な遺跡が眠っている可能性も高いそうです。

歴史好きなら、博物館と一緒に遺跡巡りもいかがでしょうか。



Photos 弥永浩次

 

伊都国歴史博物館


所在地:福岡県糸島市井原916

定休日:月曜日(月曜日が祝日の場合は開館し、翌日休館)

    年末年始

開館時間:9:00~17:00

料金:大人220円、高校生110円

電話:092-322-7083

 


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